杞憂 2014 11 30

2014年11月25日の産経ニュースWeb版には、このようなニュースがあります。

オバマ大統領を守れぬシークレットサービス

 無線用のイヤホンを外し、私的な電話にふける。
大事なドアの鍵をかけ忘れる。
警棒と間違えて懐中電灯を取り出す。
 9月にホワイトハウスに男が侵入した事件を受けて、
国土安全保障省が行った内部調査で判明した、
「守れない」大統領警護隊(シークレットサービス)の、
事件当日の行動の一部始終なのだ。
(中略)
 過去にも、オバマ大統領が視察先で、
犯罪歴があり銃を所持していた民間警備員と、
同じエレベーターに乗り合わせるという警護上のミスがあったばかりだった。
(以上、引用)
 これが、単純なミスだったら問題ありませんが、
万が一、「意図的なもの」、
つまり「メッセージ性」があるものだとしたら、大変なことです。
 ただでさえ、オバマ大統領のシリア対応に不満を持った人は多いのです。
あそこまで「お膳立て」ができていたのに、
本当に、土壇場で、オバマ大統領が中止を指示しました。
 最近では、ヘーゲル国防長官の解任があります。
これは、政権から「異分子」を排除し、側近政治を始めたという評価があります。
 そう言えば、2012年にリビアで、
アメリカの駐リビア大使がテロによって殺害されたことに対する、
オバマ政権の対応に不満を持った人も多いと聞きました。
 「杞憂」とは、昔、 中国の杞の国の人が、
天が崩れて落ちてくることはないかと心配したという故事に基づきます。
 どうも年を取ると心配性になります。
実は、私は、若い頃、ケネディ大統領に関心を持って、
図書館にこもって、何十冊も本を読んだことがあります。
 オバマ大統領は、シリア問題に関する2013年9月10日のテレビ演説で、
「アメリカは、世界の警察官ではないとの考えに同意する」と述べた。

米軍の落日 2014 8 3

はたして、米軍は、戦えるのか。

書名 兵頭二十八の防衛白書
著者 兵頭二十八  草思社

 国防総省は、ホワイトハウスの大衆人気取り政策に迎合して、
「2016年までに、最前線での砲兵や歩兵を含む、
ほぼすべての戦闘配置に婦人兵を混ぜるべし」という狂気の決定を下達した。
(引用、以上)
 このような決定が、いかに狂気の沙汰か、
冷静に考えれば、よくわかることです。
 著者は、こう指摘します。
たとえば、アメリカンフットボールで、
男女混合チームと男子だけのチームが戦ったら、
勝敗は、どうなるか。


































































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